脳脊髄液減少症の勉強会に参加して
「脳脊髄(せきずい)液減少症を知っていますか」――。この答えを探そうと9月22日夜、仙台医療センターに足を運び、患者の会の皆様が主催する勉強会に参加しました。
患者の会の皆様とは、公明党の坂口力衆議院議員(前・厚生労働相)を囲む福祉諸団体との懇談会が9月7日に仙台市内で開かれた際に、私も同席させていただき、その病の存在を知りました。
脳と脊髄の周りにある水(脳脊髄液)が漏れ、脳の位置が下に下がることで頭痛やめまいなど諸々の症状が現れる病気です。交通事故の衝撃や突発性などによって脳脊髄液をためている膜に穴が開くことが主な原因、とのこと。新聞やテレビで紹介されたことで、少しずつ存在が知られてはいるようですが、実態は、まだなかなか医療の現場でさえも認知されにくいようです。
医師からは、「どこも悪くない」と言われたり「ストレスだから心療内科に」と片付けられたり。本人は、痛みが激しくて静まるまで寝込むしかない状態が続いたり、体が思うように動かないほど。それなのに傍からはただ、ぼーっとしているように見られてしまい、やる気のないように勘違いされて仕事場を失った、という方もいらっしゃいました。損害保険も症状が回復しないまま途中で打ち切られたり、話し合いが進まなかったり。患者の方々の声を伺うと、症状そのものの痛み以上に、無理解に対する苦悩の深いことを感じました。
治療に有効と言われる「ブラッドパッチ療法」が保険適用されないなど、課題は山積しています。ですが、最近、地方裁判所の判決で交通事故と同症との因果関係が初めて認められ、光明が少し射し始めました。
これから、現場の理解が急速に深まることを願っています。
花粉症の季節
今日の仙台市内は、朝7時過ぎから霧雨のような雪が舞い始め、みるみるうちに、町が白くなってしまいました。寒い日が続いておりますが、日の出、日の入りや木々の芽吹きを眺めると少しずつ春に向かっていることは確かです。
春といえば、昨夜、テレビ番組で花粉症にまつわるお話がされていました。今年は、例年とは比較にならないほどの猛威を振るいそうで、気が気ではありません。ちょうど、友人からマスクの効果が検証されているサイトがあったよ、と教えていただきました。
私も、「知りたいときの.com」で、「花粉症」を検索してみたところ、【スギ花粉、今年は昨年の15~30倍に】との見出しで、今年の予測が出されておりました。色々なところでニュースとなっていますが、スギ花粉は3月中旬。ヒノキ花粉も4月上旬に飛散のピークを迎えることが予想される、とのこと。参考サイトもいくつか紹介しておりました。
アレルギー疾患対策といえば、公明党は、「マニフェスト123」の48番目に掲げ、取り組んできたところです。主な内容について、党ホームページでは、「アレルギー疾患対策を抜本的に強化します。国公立病院のアレルギー科の増設、全都道府県における公立・民間のネットワークの強化などを図ります。」と掲げ、これまでの進捗状況を、「基礎研究の拠点である免疫アレルギー科学総合研究センターが完成し、根本治療法の研究開発体制が大きく前進しました。学校関係者への研修会や健康教育が充実しました。」と報告しています。さらに、「アレルギー専門医の育成とアレルギー科の増設、さらには国の専門医療施設と地域の基幹病院のネットワークの強化を図ることが今後の課題です。」と明記しております。
何事も予防が肝心。早め早めの対応で、猛威に負けず、乗り越えたいものです。
http://kafun.taiki.go.jp
環境省花粉観測システム(愛称:はなこさん)
http://w-soramame.nies.go.jp/
環境省大気汚染物質広域監視システム(各地の風向や風速などもわかります)
http://www.yahoo-search.jp/?ord=s&cs=utf8&id=300333&kw=アレルギー&x=0&y=0
アレルギー対策に取り組んだ公明党の姿が記事にまとまっていますのでお読みください。